あのね、阿部くん 9
あのね、阿部くん。
ー白ニットー
阿部くん、阿部くんは白ニット、好きですか?
「阿部くん、すきかなぁ」なんて考えながら選んでみました…!
あのね、阿部くん。
ーカイロー
阿部くんをはじめて見た日、こんなに大切な人と思うなんて想像もしていなかったなぁってふと思ってね。
電気刺激的なものではなくて、カイロが温まっていく過程みたいに、私は阿部くんを好きになりました。
温め始めてから、ずっと温かいんです。阿部くんへの好きが、ずっと、ずっと温かい。
こんなにも、深く愛する機会をくれてありがとう。下を向きながら歩いていた私を、空を見て「今日も綺麗だな」と思える人にしてくれて、ありがとう。ふかふかの毛布みたいなあなたに出会って、秋だけど心はずっと寒くないんです。阿部くん、こんなに温かい気持ちを残してくれてありがとう☺︎
あのね、阿部くん。
ー魔法の声ー
私ラジオって朝お化粧しながら聞くことが多くて。すきなひとの声を聞きながらお化粧したり、髪を整えたりするとなんだかいつもよりちょっぴり可愛くなれる気がしちゃう。甘みが重なるような気がしちゃう。
阿部くんの声は、私にとって魔法です。
あのね、阿部くん。
ー三日月ー
私ね、三日月のお月様って笑ってる口元みたいに見えて 凄く好きで。
見つける度に、「今日もどこかで、阿部くんが笑っていたらいいな」なんて、心をあなたに寄せていたりします。
面白いくらい空に左右されてしまう
と話すあなたが この時も空に左右されていたらいいな。
あのね、阿部くん。
ー空が綺麗ですねー
私にとってね、「月が綺麗ですね」と「空が綺麗ですね」に込める意味は同義なんです。
阿部くん、この日も 凄く 空が綺麗だったんです。
あのね、阿部くん。
ー冬ー
足早に帰る人がいつも以上に真横を通り過ぎて。何度も空を見上げながら、相変わらず自分の速度で歩く。冬になったんだなぁって思いながら。
ホットの飲み物に売り切れマークが付く自販機、お洗濯物を干す時吐く息が白かったこと、朝暖房をつける瞬間、今までより長く続く自分の香水の香り、コートやマフラーをつける人、手や耳を赤くして帰ること、給湯温度をまた1℃あげたとき、お買い物に行く度買い物かごに入れるスープの素。色んなことに“冬”を感じて嬉しくなる。
寒い日に白い息を吐きながらホットドリンクを飲む感覚が、阿部くんの優しさを受け取ったときの自分とリンクするなって、去年も思っていたなぁ。
極端に変わる気温を楽しめなかった私が、こうして冷え込む日々に愛おしさを抱えながら景色を見つめられるのは、どの瞬間にも阿部くんがいるからです。
寒いね。でも 温かいね。
あのね、阿部くん。
ー彩雲ー
あなたの周りはいつだって、晴れていたらいいなぁと思う。でもね、もし あなたに雲がかかることがあったら、その雲の周りには彩雲が広がりますように。